Food Safety and Inspection
食の安全
オーガニック食品とは
オーガニック食品は、農薬や化学肥料に頼らず、環境への負荷をできる限り少なくする方法で生産される有機農産物と有機畜産物、それらを原料にした有機加工食品のことをまとめたものです。
また、消費者が安心してオーガニック食品を選択するために、世界各国でオーガニック認証制度が導入されています。オーガニック認証の基準やその対象範囲は国や地域によって異なりますが、安心・安全・環境保護に関する厳しいチェック項目をクリアした商品にのみ与えられます。
当社は、人と地球の未来のために、お客様へ持続的に安心・安全なオーガニック食材を提供し、社会に貢献し続けてまいります。
当社商品の代表的な有機認証マーク
有機JAS認証/日本
日本のオーガニック認証。禁止された農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないで、自然界の力で生産された食品を表しており、農産物、加工食品、飼料及び畜産物に付けられています。 有機食品のJASに適合した生産が行われていることを登録認証機関が検査し、その結果、認証された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。
EUオーガニック認証(ユーロリーフ認証)/EU
EUの有機農業規則に従って生産された農産物であることを証明するマーク。栽培から消費に至るまでの全ての過程において、EUの規定に則った周期的な検査を受けることが必要で、加工品においては原料の95%以上がオーガニックであることを証明するものです。
欧州旗の象徴でもある12個の星、葉の形、緑色の「ユーロリーフ」は、欧州と自然の融合をイメージしています。
demeter(デメター)/ドイツ
「demeter(デメター)」は、ドイツのオーガニック認定機関。Biodynamic Agriculture(バイオダイナミック農法、ビオディナミ)により生産された農作物、厳しい基準に則して加工された製品にのみ、認証マークをつけることが認められています。どの認証制度よりもより厳しい基準となっています。欧米では、デメター認証を受けた農産物は、高い実績が認められ、高品質であると信頼を得ており、一種のステイタスともなっています。
オーガニック食品事業の食材基準について
オーガニック食品事業においては、以下のような厳しい基準を設け、いずれかの基準に該当することを国内外の原材料・商品を選定する条件としております。
食材基準表
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- 野菜・農産加工品
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- 有機JAS認証を得たもの
- 栽培期間中に化学合成農薬、化学肥料などを使用せずに栽培されたもの
- 安全性を確認した自生(天然)のもの
※農作物はいずれも遺伝子組換技術、放射線照射技術を使用していないもの
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- 魚・水産物
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- 天然のもの
- 自然環境の中で育てられた養殖のもの
※水産物はいずれも産地が明確で、防腐剤、発色剤、酸化防止剤などの食品添加物を使用していないもの
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- 畜産物
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- 成長促進剤、遺伝子組換飼料、かつ予防目的の抗生物質は不使用
- オーガニック認証を得たもの
(残留抗生物質の検査を自社で定期的に行っております)
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- 調味料・加工品
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- オーガニック認証を得たもの
- 原材料のすべてが、オーガニック認証を得たものか天然のもの、上記基準を満たしたもの
食品添加物の使用基準
- ①オーガニック食品事業において、当社の店舗及びセントラルキッチンで調理する際に、化学合成された着色料、保存料、pH調整剤、調味料などの添加物の添加を行いません。
ただし食品の衛生管理のため、野菜の消毒には有機JASで認められている次亜塩素酸水を使用しております。
次亜塩素酸水は食塩が原材料になっており、また食材への残留もしにくいため安全性の高い殺菌水となっております。 - ②原材料由来の添加物は、有機JAS認定を受けている加工食品に使用されている一部の限られた添加物を除けば一切使用しておりません。有機JAS法で認められている添加物は、豆腐の「にがり」などの製造に不可欠なものや、飲料に使用される酸化防止剤「ビタミンC」など用途と種類が限られており、石油由来の合成添加物は含まれません。また、その他の添加物の使用も大きく制限されています。
食品検査内容
- ①当社では、有機野菜、無農薬野菜を使用しておりますが、定期的に残留農薬検査をすることで、他の農場からの飛来した農薬も含め、定期的なチェックをすることでリスク低減をしております。
また畜産食品、水産食品については抗生物質等の動物用医薬品の検査を定期的に行っております。 - ②食品の放射性物質については、自社工場で納品時に簡易放射線検査を実施し、また定期的に外部検査機関による放射性物質検査を行うことでチェックをしております。
※ウェルネス製品についてはその限りではこざいません
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